延世大学で韓国人メンバーとの顔合わせをした後、バスに乗り込み、
江原道鉄原群ドチャンリという村につきました。
38度線平和活動、略して「38(さんぱち)」の舞台となる村です。
ソウル市内から車で二時間半かかるこの村は、
韓国と朝鮮民主主義人民共和国の軍事境界線、通称「38度線」沿いにあります。
第一印象としては、
のどか、
本当にのどかな村だな、と思いましたが、
寝る場所として緊急時用のシェルターがあてがわれたときは、
あ、本当に38度線に来たのか、と実感しました。
でも、このシェルターがすごく快適で。
私が日本国内のボランティアに参加した時は、板間に座布団を並べて寝てたので、
今回も背中をバキバキにして寝なければいけないか……と思っていたのですが、
シェルターの中には寝るのにちょうどいいクッションマットが大量にあり、
ただただ快眠でした。
何より、トイレは男女三つずつ洋式があるのに感動し、
シャワーからお湯がでる!(水シャワーと聞いていたので)
と日本メンバーは歓喜に包まれました。
例年、38ツアーは猛暑の時期とだだ被りするのですが、
扇風機が備え付けられてるので、室内は全然暑くなかったです。
このシェルター実は非常時以外は地域の交流の場になっているらしく、
カラオケとミラーボール、運動器具や卓球台が備え付けてありました。
おかげで暇な時間もシェルターの遊具(?)で遊ぶので忙しかったです。
荷物を置いた一行は、歓迎の食事会を含めて近所の韓国料理屋に向かいました。
料理屋といっても、入り口はほとんど民家なので、知ってる人しか入れなさそうなところ。
そこで私も初めて食べる「豆腐焼き」を食べました。
豆腐をごま油で焼いて、ピリ辛のタレでいただきます。
これがとても美味しく、見るからに安そうなのにお腹は大満足でした。
ご飯からの帰り道、夕日が見えました。
この夕日がまた東から上がってくるころ、
軍人を横目に冷や汗をかくことになるとは夢にも思わずに、
私はスマホでパシャパシャ写真をとっていました。