シャロスキル特集 第二弾
前回に引き続き、今回もソウル大学生グルメメモ シャロスキル特集です。シャロスキル(韓国語表記:샤로수길)とはソウル大学入り口駅周辺にあるおしゃれなお店が集まっている通りのことです。韓国の表参道とも称されるカロスキル(韓国語表記:가로수길)とソウル大学の正門の形「샤」(韓国語の発音:シャ)を組み合わせて”ソウル大学の近くにあるカロスキルみたいなおしゃれな道”という意味でシャロスキルと呼ばれています。
近年、可愛いお店ができ始め、韓国では話題のスポットとなっています。私もすでに何度も訪れていますが、”インスタ映え”しそうなお店の宝庫でした。誰もが知っているチェーン店はなく、おしゃれなカフェやレストラン、ネイルサロンなどがありました。今回は、シャロスキルにある4つのお店を辛口レポートとともに紹介します。
※「美味しい」「美味しくない」というのは個人の主観に基づいているので「本当に美味しいの?」と気になる方は、ソウル旅行の時などにご自分の舌で確かめてみてください。
#4 コブギタッカンジョン(거북이닭강정)
オススメ度:★☆☆☆☆
タッカンジョンという、唐揚げの甘辛ソース和えの料理のお店です。少しレトロ風な外装が気に入って入ってみたのですが、失敗でした。
独特の甘みが、独特すぎて私には合いませんでした。普通の砂糖ではなくおそらく蜂蜜かなにかを使っていると思われます。2人で腹ペコだったので「タッカンジョン骨なし(大)」を頼んだのですが、ほとんど食べずに退散しました。早い時間にもかかわらずお客さんが何組か入っており、好きな人は好きな味なのかもしれません。とにかく、私の口には合いませんでした。
#5 ラミ・スコーン(라미스컨)
オススメ度:★★★☆☆
タッカンジョンに失敗し、口直しで何か甘いものを食べたいとレミ・スコーンというカフェに入りました。
1階で注文して、食べ物を持って2,3階へ上がります。
カフェは3階まであり、とても広々としています。大きな窓がたくさんあって、解放的な雰囲気が気に入りました。うるさくもなく、混んでもおらず、ゆったりするのにちょうど良さそうです。
私は紅茶とブラウニーを注文しました。ブラウニーは激甘のイメージだったので、「甘いものに甘いものを合わせるのはちょっとなー」と思い、生クリーム抜きにしてもらいました。これが大正解。ここのブラウニーは甘さ控えめで、ずっと食べていられる優しい味でした。まだタッカンジョンが残っているお腹にはちょうど良かったです。一切れが結構大きかったのですが、無心で食べたのか、気づいたら無くなってました。
しかし、スコーンは少し注意した方が良さそうです。私はもともとパサパサしたスコーンが好きではないのですが、「その不味さが時々無性に食べたくなる」という彼氏が注文しました。ここのスコーンのパサパサ感は彼の予想を上回っていたらしく「不味さが勝ちすぎ」とまたも一口食べて、終了しました。
ブラウニーを食べた私は無傷だったので、星3つです。長く居座れる雰囲気のカフェなので、食後のガールズトークに利用したいと思います。
#6 マンウォンドンティラミス(망원동티라미수)
オススメ度:★★★☆☆
とても外観が可愛らしいティラミスチェーン店、マンウォンドンティラミスです。シャロスキル店に行ってきました。前から気になっており、近くで夕食を食べた帰りにふらっと寄りました。
店内でも食べれるようですが、閉店ギリギリということもあってテイクアウトにしました。普通のティラミスとイチゴティラミスをひとつずつ買いました。
とても可愛らしい、んですが、ちょっと私には甘すぎました。一回食べれば十分な味です。ちなみに友達は「とっても美味しい」と言っていたので、甘党の方には好評のようです。
#7 三味製麺(삼미제면)
オススメ度:★★☆☆☆
最近、新しくできたまぜそば屋さんです。ビビン坦々麺とまぜそば、油そばが食べられます。
シャロスキルで油そばが食べられると聞いて、「早稲田生(早稲田は油そばの聖地)が行かなきゃ誰が行くんだ!」と早速行ってきました。
食券機が、韓国特有のタッチパネルのカード・電子マネー支払い専用の食券機だったので、韓国語初心者にはかなりハードルが高そうでした。操作がわからない時は日本語が話せるおかみさんに聞くのがいいと思います。
油そば屋とは思えないほど店内が清潔です。おかみさんは日本語が流暢な方で、友達と日本語で話してたら声をかけられました。オーナーが会社員時代に日本に出張に行った際、赤坂で食べた油そばに衝撃を受けて韓国に店をオープンしたそうです。
もちろん、頼んだのは油そばです。刻みネギ、刻み玉ねぎ、チャーシュー、メンマ、ゆで卵が入っています。一杯9800Wです。(油そばにしては高いけれども、外国で日本食食べると考えると仕方ないかな。)
期待に胸を膨らませて食べてみると、味が全然しない。
説明書きを見つけて、納得しました。一番最初にラー油とお酢を入れるスタイルらしいです。2回、円を書くようにかけるのがベストとのこと。日本では、まずそのまま一口目をいただいてたので、ここでもそうだろうと思い込んでいました。郷に入っては郷に従えです。
チャーシューは柔らかくて箸で切れるほどでした。でも、なんと言いましょうか。コッテコテの油そばが好きな私にとっては正直物足りませんでした。鰹節のエキスが基本となっているということですが、これは油そばと言うにはあまりにもあっさりしすぎています。ニンニクのパンチもきいてないし、麺も柔らか過ぎだし……。油そばのガッツはどこにも見当たりませんでした。
友達は美味しいと言っていましたが、油そば好きの私の舌を唸らせることができずじまいだったので、星2つということにします。(こだわり強くてすみません)
次回は、「ソウル大学生グルメメモ 大学周辺編」を予定しています。