20歳と38度線

K-popと政治問題だけでは語れない朝鮮半島について書いています。

貧乏学生が留学資金を準備した方法

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こんにちは。ひみです。

私は今、韓国のソウル大学に交換留学をしています。

前回の記事では、韓国留学にかかった費用について全てお話ししました。

 

 

hyun-nako.hatenablog.com

 




今回は留学費用をどうやって準備したかについてお話ししたいと思います。

経済的な理由で留学に行こうか悩んでいる方の背中を少しでも押すことが出来ればと思います。

 

 

「200万円」という文字を見て留学を諦めた大学1年生

私は一度、経済的な理由で留学を諦めました。当時は漠然と「留学はお金がかかる」と思っていましたが、具体的な金額を知りませんでした。そこで大学1年生の時、留学がしたいと思って大学のホームページを見てみました。すると、「200万円程度準備する必要がある」と書いてあり、「無理だな」と瞬時に思いました。その後、もっと安い留学プログラムがないかと大学の資料をあれこれ調べてみましたが、どの学校に留学しても1年で150万円はかかることがわかりました。親に相談すると、当然のことながら反対されました。

自分でなんとかできないかと思った時、当時思いついたのは貸与奨学金でした。しかし、すでに大学に通うために奨学金300万円ほど借りていました。これ以上借金が増えることを考えると現実的ではないと思い、お金を借りることは断念しました。最後にダメ元で親に「出世払い」を打診しましたが、「貸すお金がない」と言われ、私の留学の夢は泡となって消えていきました。

 

給付奨学金の存在

大学3年生になって「やっぱり留学に行きたい!」と考えた時、新たな希望となったのが給付型奨学金でした。給付型奨学金とは、返済しなくていい奨学金のことです。留学した先輩たちに聞いてみると、予想より多くの人が給付型奨学金をもらっていたので、必死に探せば私でも一つくらいはもらえるのではと考えるようになりました。給付型奨学金は「とても条件が厳しい」もしくは「とても優秀な人がもらう」というイメージでしたが、よく調べてみると留学奨学金だと条件が大幅に緩和され、種類も豊富にであることがわかりました。

 

私が、語学留学ではなく交換留学をした理由の一つに「給付型奨学金を受けやすいから」というのもあります。語学留学だと応募できる給付型奨学金が限られています。交換留学は語学や学校の成績のハードルが高いですが、経済的な面ではとても魅力的です。

 

半年間色々な奨学金に応募した結果、留学出発ギリギリで月7万円の給付型奨学金をもらうことができました。長期休み期間を差し引いた8ヶ月間奨学金をもらうとすると、年間56万円を受給することができます。もともとの貸与奨学金と合わせると月13万円の収入になり、これで現地での生活費が確保できました。

 

バイトして60万円稼ぐ

給付型奨学金をもらえないことも考えながら、残りの留学資金はバイトをして貯金しました。学業をしながら貯めるのは限界があると感じたので、休学をしてバイトをしました。時給の高い家庭教師を中心に、時間に自由がきくホテルスタッフを掛け持ちしていました。6ヶ月でだいたい50万円を貯めて、留学の初期費用となにかあった時のための備えにしました。

 

ちゃんと調べて頑張ればお金はなんとかなる

一度留学を諦めた私でしたが、必死に情報を集めてバイトをすれば特別な才能や立派な夢がなくても留学に行くことができました。今は留学奨学金の種類も豊富で、留学に対する認識も変わってきています。3年前より確実に留学に行きやすくなっていると感じています。私は、大事なのは「どれだけ留学がしたいか」だと思います。「最後まで諦めなければ、道はひらけるんだな」とアルバイター時代に身にしみて感じていました。