先週の水曜日から1週間、韓国旅行に行ってきました。
遠距離恋愛の定期検診で、兵役に精を出しているイケメンに1ヶ月ぶりに会いに行ったのです。
「明日から韓国行ってくるわー」と家族ラインで言うと「今、行っても大丈夫なの?」と母から心配されました。
中年主婦層へのテレビの影響力はすごいなーと感心しつつ、
「うんうん、(いつも通り)気をつけて行ってくるね~~」とラインで返信しました。
バイト先の同僚からも、なんなら韓国留学経験者の友達にも心配されましたが、いたって普通の韓国旅行でした。
美味しいソウルグルメを食べ尽くし、爆笑の韓国演劇を見て、広大な地下商店街で迷い倒す、いつもの韓国旅行でした。
日本の嫌われ具合はと言うと、
大学路の日本食屋は開店20分前から長蛇の列で、日本式海鮮丼屋は満席の大盛況。
今回はほとんど日本語で話していたけれど、道で話していても全く睨まれなかったし、変な人が声かけてくることもありませんでした。
確かに、ニュースでよく見る「NO JAPAN」ステッカーがバスの座席に控えめに貼ってあったりしたけど、それって特定の団体が「日本製品を扱いません」というシンプルな意思表示だし、
バスの乗車拒否とか、お店の人がものを売ってくれないとかは全くなかったです。
「NO JAPAN」は「NO JAPANESE(日本人)」ではないので、 韓国にただ旅行に行くことに関しては、全く不安になる必要はないと思います。
私としては、日韓関係の悪化がいい方向に働いたこともありました。
それは、航空券の価格がとっっっっっっっっっても安かったこと。
前もって買った時は往復12000円でしたし、個人情報の入力ミスで前日にチケット取り直すことになったけれど、
なんと往復17000円で買えました。
前日購入で2万円以下はもう伝説……。
韓国での不買運動で韓国から日本に来る人が減ったため航空チケットの価格が安くなったようですが、
その代わりに、チケットの安さから韓国にたくさんの日本人が訪れているようでした。
「日本人少ないのかな~~」と思いながら成田空港に向かいましたが、なんてことはない。
仁川空港でもホンデでもカンジャン市場でも、ソウルの至る所でたっっっっっっっっくさん日本人の方を見かけました。
特に今回はホンデ(めっちゃ観光地)に泊まったので、日本語が聞こえない日はないほど毎日日本語を聞きました。
世界遺産のジョンロを訪れた際、私がガイドさんと話し込んでいる隙に、彼氏が学生のインタビューに捕まっていましたが、
「最近日韓関係悪いですけど、彼女との関係に支障はないですか」
と聞かれ、
「それはないです」
と即答したそうです。よくやった。
逆に、今回の旅行で一番苦しめられたことは、韓国のモツ鍋屋さんで調子に乗って「辛い味(韓国の辛い味は、日本で言う食べたら死んじゃうよ味)」を頼んだことですかね。
そんな感じで1週間を終えて、
帰国した日の夜、日韓の記者さんたちの勉強会に出席させていただいたのですが、
「最近の冷え込む日韓関係の中で……」
というフレーズが何回も出てくるのを聞きながら、
新聞とテレビの作りすぎかなぁ、と心の中で思っていました。